しかし、ブドウは好きだがワインはそれほどでもない。
そんな自分がワインを作って何になるのか。
でも、自分でブドウから育ててワインを作るという工程自体には、
かなりの魅力を感じる。
ものづくり精神がつんつんと刺激をうける。
そこで、そのワイナリーのオーナーの書籍を読み漁るようになる。
ゆうに7冊は読んだであろうか。
そして、その中の一文が心に突き刺さる。
「小規模ワイナリーで夫婦二人普通に暮らしていける」
これは...理想の生活を掴み取るチャンスかも知れない。
その勢いで、入校の申し込みをした。
小高い丘に建つワイナリー、その周りに広がるブドウ畑。
遠くない未来の幻想を思い描きながら…。