ブドウ農家になってから収入が安定するまでは、JAの集荷場などでバイトでもしようかと思い...、持っていれば重宝されるだろうとのことで、月曜から4日間かけてフォークリフトの免許を取ってきました。
〔月曜〕
15年ほど前の安全靴を持って教習所へ。
駐車場でクロックスから安全靴に履き替え、建物へ向かっていると、歩くスピードに合わせ砂利が飛び跳ねる。
不思議に思いながらも歩いていると、足裏に異様な重みが。
靴裏を見てみると、ゴムがぐっちゃぐちゃに劣化して砂利がくっつき、どえらいことになっていた。
こんな靴で運転するのはヤバい!と言うか恥ずかし過ぎる。
側溝にこすり付け劣化部分をこそぎ落とす。
足袋みたいな感じになり普通に歩けるようにはなったが、歩くたび足裏からニチャッニチャッと音がする。
これはもう安全靴を借りるしかないと思い受付の際に申し出ると、初日は学科の為どんな靴でもOKとのこと。助かった。
8時から17時までみっちり講義を受け、即テスト。
講義を聞いていれば難無く解ける問題ばかりだったので楽勝だった。
でも、久しぶりに頭を使い、ふらふらになり帰宅。
〔火曜〕
スニーカーでもOKとのことで、埃をかぶっていたランニングシューズを履いて行った。
今回は靴裏も大丈夫。
2日目はついにフォークリフトを操縦する。
緊張するが結構楽しい。でも、安全確認やら指差呼称やら覚えることがあり過ぎて頭がパンク寸前に...。
しかし、メンバー9人順番に走行するのを1日中見ていると、なんだかんだで頭に入ってくる。
と言うか、昨日は10人いたのだが...あんな簡単なテストに落ちたヤツがいたんだな。
〔水曜〕
3日目は荷物の積み上げ積み下ろしもプラスされるのだが、安全確認やら指差呼称やらなにがなんだか分からなくなるほどに増え、頭がショート寸前に...。
しかし、メンバー9人順番に走行するのを1日中見ていると、なんだかんだで頭に入ってくる。
毎日18時前までやって、ヘトヘトになり帰宅。
翌日の実技テストのイメトレをしながら布団に入ったが、悪夢にうなされた。
〔木曜〕
そして本日最終日。
16時までひたすら順番にテストコースを走る。
4日も一緒に講義を受けてきたのもあり、9人全員妙に連帯感や親近感が湧いてくる。
カ○ソー新入社員君や、リカ○ン新入社員君。
バツイチ子持ちの工務店勤務さんや、自分同様自費で受けに来た人。
そして、ムードメーカーの暴走おじいちゃんに、おっちょこちょいおじさん。
実技テストはかなり緊張して、走行中の記憶がほとんど残って無い。
無難にできたような印象だけが残っている。
練習中パニックを繰り返したおっちょこおじさんもテストではまずまずな感じ。
16の時から50年フォークリフトを運転してきたと言う暴走おじいちゃんは、テストでは暴走こそしなかったがシートベルトをし忘れていた;
そして結果発表。
親近感のせいで、誰かが落ちたり...とかを考えると妙に悲しい気持ちになってくる。
皆んなが祈り、結果に耳を傾ける。
「全員合格!」
一気に歓声が沸き起こる。
よかった!おじいちゃんも受かった!
と言うかシートベルト忘れても合格できるのね;
疲労感と達成感が入り混じる変なテンションのまま帰宅。
独りで祝杯をあげるつもりが、焼酎のソーダ割り2杯でギブアップ。
今日はもう泥のように寝ます。