ブドウ栽培とワイン醸造を学ぶとして、
将来の構想はどう描いていくべきか。
ブドウは生食用とワイン用半々くらいで――
まずは委託でワインを作り――
既存のワイナリーに就職して修行するのもイイかも――
場所はどこにするのか――
等々考えていると、ふと一つの思いが頭をよぎる。
『長野でイイのか?』
ひと度気になりだすと止まらない。
それからは長野以外の候補地も洗い出し、精査する。
そして、ライバル県の選出に成功するのである。
『晴れの国×くだもの王国 岡山』
これは行ってみるしかない。
長野県と岡山県、
どっちでブドウを作りたいか、
どっちでワイナリーをやりたいか、
どっちに骨を埋めたいか。
確かめに行かねばならない。
ブドウ×ワイン学校の入校を1か月後に控えた2020年3月、
岡山の"イイとこ探しの旅"へと出発するのである。